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HbA1cと喫煙(タバコ)の関係性~非肥満者や副流煙が多い人もご注意を~ [糖尿病と薬]




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①炎症や酸化ストレス
膵β細胞の傷害
内臓脂肪の増加などを介する



インスリン抵抗性の増加

※アディポネクチン減少によるインスリン抵抗性増加
(喫煙はこれを助長すると言われている)

②交感神経の刺激



血糖上昇

補足

・禁煙により,インスリン抵抗性は8週間で改善する

・空腹時血糖よりHbA1cに影響しやすい

・肥満者より非肥満者(BMI24以下)が影響されやすい

※副流煙も注意する必要がある

先日パチンコ屋によく行く女性の方がHbA1cが高い方がいた・・・
医師より、もしかしたら副流煙と言われたとのこと

薬局でも患者の家族の喫煙歴や生活スタイルを聞き出し、
HbA1cが下がらない理由、高い理由を考えるのもいいかもしれない

参考文献・資料
喫煙のHbA1Cおよび空腹時⾎糖値に及ぼす影響 
橋本佳明⼆村梓糖尿病50(6):373∼377, 2007

ノバルティス 勉強会

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インスリンと高血圧について [糖尿病と薬]


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今回はインスリンの古典的な作用とは別のその他の作用について



インスリンは腎臓でのナトリウム排泄を低下させる



この作用にインスリン抵抗性は関係ない



血中のインスリン濃度が高いと高血圧を誘発する
(体の中に水分が溜まってしまう)

また、インスリンが交感神経を緊張させるという報告もある


糖尿病患者における高血圧の割合
糖尿病患者の40~60%が高血圧を患っており、これは糖尿病でない人の約2倍の頻度になる
とのこと

近位尿細管におけるストレスが交感神経の活性化に関わっていることが
分かってきているが後述

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2種類の血糖とインスリン抵抗性について [糖尿病と薬]




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今更ですがインスリンの作用について少しまとめる
(かなりざっくりですが・・・)

①2種類の血糖のおさらい(空腹時血糖と食後血糖)

1.空腹時血糖

放出

・80%(1.7mg/kg/min) 肝臓           

(ここがインスリンによる血糖調整・インスリンの基礎分泌が関わる)
 
・15%(0.3mg/kg/min) 腎臓                   

・合計 約2.0mg/kg/min
 
取込

・1.0mg/kg/min  脳

・0.5mg/kg/min  肝臓・消化器

・0.5mg/kg/min  筋肉・脂肪細胞

2.食後血糖値

放出  

・100%8.0mg/kg/min 腸からの吸収(食事)
 
取込

・50% 4.0mg/kg/min 骨格筋           
(食後の血糖を下げるためにインスリンはここに作用・追加インスリン)

・30% 肝臓

・13% 脳

②インスリンはどこに作用しているのか?

古典的な3つを押さえる

1.脂肪・リパーゼを阻害→脂肪の分解抑制

2.肝臓・糖新生抑制→グリコーゲンの分解抑制

3.骨格筋→糖の取り込み

その他様々なところで作用しているが、まずはこの3つ!

インスリンが作用するためには、インスリンの濃度も大切になってくる

1→2→3の順で高いインスリン濃度が必要になる

※骨格筋にインスリンが作用するには高いインスリン濃度が必要
(食後の血糖上昇が重要)

③インスリン抵抗性

インスリンが「斑らに」効いている状態

全体的に効いていないのではなく・・・
効いている部分もあれば効いていない部分もある
上記のインスリンの作用について理解することは大切である

※これを踏まえて、2型糖尿病の流れについて

インスリン抵抗性が上がる



すい臓が頑張ってインスリン分泌が多くなる



すい臓が無理をしてくる



骨格筋でのインスリンの働きが足りなくなる



あなたは糖尿病です。と診断を受ける
この時、すい臓の機能の半分を失っている



このあたりで、血中のインスリン量が下がり、空腹時血糖値が上がる



脂肪の調節ができなくなる



体重が減少し、痩せてくる(脂肪の分解が↑)
糖尿病の高齢者は痩せている人が多いですよね



ケトン体が増えてケトーシスとなる

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