インスリンと動脈硬化について [糖尿病と薬]
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インスリンは血管内皮に作用してNO産生を増加させる
↓
NOは血管の弛緩作用を誘導する以外にも様々な生理活性を持ち、
基本的には「抗動脈硬化的」に作用する
一方
インスリンは血管平滑筋に作用もある
↓
炎症性サイトカインを誘導
アミノ酸の取り込みを促進し、「動脈硬化」を「促進」させる
↓
これは、正常な個体・人間であれば上記のNOの作用によりマスクされる
※全身のインスリン抵抗性を伴う高インスリン血症の状況下
血管内皮でのNO産生低下しているため・・
↓
動脈硬化が進んでしまう・・・
インスリン抵抗性により
血管内皮でのインスリン作用の減弱と
高インスリン血症による血管平滑筋への作用亢進
の2つの面から動脈硬化を引き起こす
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2種類の血糖とインスリン抵抗性について
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利尿剤と高血糖について~低カリウム血症に注意~ [糖尿病と薬]
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低カリウム血症を引き起こす利尿剤は注意
低カリウム血症
↓
膵β細胞からのインスリン分泌低下作用
↓
また、抹消でのインスリン感受性の低下をもたらす
↓
高血糖 耐糖能低下
例 チアジド系、ループ系、炭酸脱水素阻害薬
補足
検査値のカリウム 正常値 3.5~5.0mEq/L
1日のだいたいの摂取量50~100mEq
9割は腎臓から、1割は腸から排出される
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抗不整脈薬と低血糖について~ざっくり整理~ [糖尿病と薬]
①ポイント
Kチャネル遮断(閉鎖)作用があるかどうか
②詳細
低血糖の発現が多い糖尿病治療薬である
スルホニル尿素薬(SU剤)と同じ膵β細胞ATP 感受性K+チャネルを閉鎖し、
インスリン分泌を促進して低血糖を引き起こす
・ジソピラミド徐放錠(リスモダンR)の添付文書抜粋
「高齢者、糖尿病、肝障害、腎障害、栄養状態不良の患者では
重篤な低血糖があらわれやすいので注意すること。
これらの患者に投与する場合は、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら
慎重に投与すること。また、低血糖の発現について患者に十分な説明を行うこと」
↓
高齢者や腎機能低下者などは気をつけるべき
また「低血糖の発現について十分な説明を行うこと」
と添付文書に記載がある
↓
なかなか念を押している・・・
もちろん「薬歴」への記載も必要だろう
③Kチャネル遮断作用を有する抗不整脈薬(一部)
シベンゾリン(シベノール)
ベプリジル(べプリコール)
アミオダロン(アンカロン)
④おまけ
ちなみにニューキノロン薬が低血糖を引き起こす理由も同じ
参考資料
リスモダンR添付文書
Sicilian Gambit分類
重篤副作用疾患別対応マニュアル 厚生労働省
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