インスリンと動脈硬化について [糖尿病と薬]
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インスリンは血管内皮に作用してNO産生を増加させる
↓
NOは血管の弛緩作用を誘導する以外にも様々な生理活性を持ち、
基本的には「抗動脈硬化的」に作用する
一方
インスリンは血管平滑筋に作用もある
↓
炎症性サイトカインを誘導
アミノ酸の取り込みを促進し、「動脈硬化」を「促進」させる
↓
これは、正常な個体・人間であれば上記のNOの作用によりマスクされる
※全身のインスリン抵抗性を伴う高インスリン血症の状況下
血管内皮でのNO産生低下しているため・・
↓
動脈硬化が進んでしまう・・・
インスリン抵抗性により
血管内皮でのインスリン作用の減弱と
高インスリン血症による血管平滑筋への作用亢進
の2つの面から動脈硬化を引き起こす
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