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2種類の血糖とインスリン抵抗性について [糖尿病と薬]

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今更ですがインスリンの作用について少しまとめる
(かなりざっくりですが・・・)

①2種類の血糖のおさらい(空腹時血糖と食後血糖)

1.空腹時血糖

放出

・80%(1.7mg/kg/min) 肝臓           

(ここがインスリンによる血糖調整・インスリンの基礎分泌が関わる)
 
・15%(0.3mg/kg/min) 腎臓                   

・合計 約2.0mg/kg/min
 
取込

・1.0mg/kg/min  脳

・0.5mg/kg/min  肝臓・消化器

・0.5mg/kg/min  筋肉・脂肪細胞

2.食後血糖値

放出  

・100%8.0mg/kg/min 腸からの吸収(食事)
 
取込

・50% 4.0mg/kg/min 骨格筋           
(食後の血糖を下げるためにインスリンはここに作用・追加インスリン)

・30% 肝臓

・13% 脳

②インスリンはどこに作用しているのか?

古典的な3つを押さえる

1.脂肪・リパーゼを阻害→脂肪の分解抑制

2.肝臓・糖新生抑制→グリコーゲンの分解抑制

3.骨格筋→糖の取り込み

その他様々なところで作用しているが、まずはこの3つ!

インスリンが作用するためには、インスリンの濃度も大切になってくる

1→2→3の順で高いインスリン濃度が必要になる

※骨格筋にインスリンが作用するには高いインスリン濃度が必要
(食後の血糖上昇が重要)

③インスリン抵抗性

インスリンが「斑らに」効いている状態

全体的に効いていないのではなく・・・
効いている部分もあれば効いていない部分もある
上記のインスリンの作用について理解することは大切である

※これを踏まえて、2型糖尿病の流れについて

インスリン抵抗性が上がる



すい臓が頑張ってインスリン分泌が多くなる



すい臓が無理をしてくる



骨格筋でのインスリンの働きが足りなくなる



あなたは糖尿病です。と診断を受ける
この時、すい臓の機能の半分を失っている



このあたりで、血中のインスリン量が下がり、空腹時血糖値が上がる



脂肪の調節ができなくなる



体重が減少し、痩せてくる(脂肪の分解が↑)
糖尿病の高齢者は痩せている人が多いですよね



ケトン体が増えてケトーシスとなる

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