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ベンゾジアゼピン系睡眠薬と自殺(大量服用時) [精神科]




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ベンゾジアゼピン系睡眠薬を大量服用した場合



例えば、
エチゾラム(デパス[レジスタードトレードマーク])、ブロチゾラム(レンドルミン[レジスタードトレードマーク])、トリアゾラム(ハルシオン[レジスタードトレードマーク])など・・・



最大のポイントは、
「呼吸中枢のある脳幹には作用しないため、生命を失う危険性は少ないということ」



夜間の電話対応時に、自殺を試みた若い方の家族が慌てて電話を掛けてきたことがある
薬歴や家族の話から冷静に対応したい

バルビツール系があった場合は、致死的となる可能性がある

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参考書籍:違いが分かる同種・同効薬 南江堂


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不眠症とは? ~世代でタイプが違うらしい~ [精神科]




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①不眠症とは?

睡眠障害国際分類第二版において、以下のように定義されている

「適切な睡眠環境下において、睡眠の質や維持に関する訴えがあり、
これに基づいて日中の機能障害が認められる」



「睡眠障害」+「日中の障害」

・成人の20~25%が睡眠の何らかの問題をかかえている

3人に1人というデータもある

・60歳以上の高齢者では約30%に不眠の訴えがあるらしい

②世代による不眠のタイプの違い

・若い人

→入眠障害が多い

・高齢者

→中途覚醒・早朝覚醒が多い

③おまけ・用語の説明

※入眠障害

就寝後、入眠する前の時間が延長して寝つきが悪くなる状態

※中途覚醒

いったん入眠後、翌朝起床する前の間に何度も目が覚める状態

※早朝覚醒

本人が望む時刻、あるいは通常の起床時刻の2時間以上前に覚醒してしまい、
その後、再入眠できない状態

参考資料
睡眠障害の対応と治療ガイドライン第2版
睡眠障害国際分類第二版

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共通テーマ:健康

ベンゾジアゼピン系薬の依存について~嗜癖性(しへきせい)~ [精神科]




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最近の論文の話を少し

薬局でも毎日のように目にするベンゾジアゼピン系薬剤

「寝るすぐ前に服用してくださいね」
「足元注意してくださいね」
とか服薬指導する

そんなベンゾジアゼピン系薬

「1ヶ月以上の使用で半数に依存性が見られる」

とのこと

慢性的に使用している人は、ほとんど依存性があるということ・・・

なぜ?

実はタバコの嗜癖性と似ている

薬物の「嗜癖性」・「依存性」について

「中脳の腹側被蓋野」と「側坐核付近」でドパミン放出を起こすものは
嗜癖性があるらしい

ちなみにタバコは側坐核でドパミンを放出する

ベンゾジアゼピン系薬はGABAを仲介して、腹側被蓋野でドパミンニューロンを活性化する

補足

半減期の短いベンゾジアゼピン系薬の方が依存性が高い

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参考文献
N Engl J Med (2017; 376:1147-1157)
PharmaTribune Vol9 No8 August 2017 P17-P19

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